
ディスクロードバイクの軽量ホイールは、フレームの性能もリムブレーキの時代と比べて飛躍的に向上しています。それにともないホイールもどんどん新しいものが発売され、ブランドも沢山増えていますので2025年1月現在での、10万円代〜30万円前半の厳選おすすめホイールを特集してみました。
下のスペックチャートを作りましたが、選んでいるポイントは軽さなどの数値より、実際に乗って走るホイールかを大切に選んでいます。※カンパニョーロ シャマルデュアルプロファイルは発売されたばかりで試乗していませんので、過去に試乗したシャマルカーボン、BORA WTOシリーズからイメージしてランクインしました。
予算的な制約もあると思いますので、アルミリムも2種類選んでいますが、ディスクロードのフレーム剛性感に対して、アルミリムは柔らかくあまり良かった印象がありませんので、極力カーボンホイールをおすすめしたいと思います。
↓スマホでは見にくいので拡大してご覧下さい。

【アルミリム】
MAVIC / キシリウム オールロード

「おすすめポイント」
リム内幅25㎜でタイヤ面が理想的な形が出せ、走りの安定感が高い。
リムの素材もMAVIC独自の絶妙な硬さでどんなバイクにも合う。
ロードバイク、グラベルバイクどちらでも使えるのでこのホイール1本で2台使いまわせる。
「気になるポイント」
慣性力が弱いのでスピードに伸せてから伸びがない。
カンパニョーロ / ZONDA GT

「おすすめポイント」
モデルチェンジしてリム内幅23㎜になりディスクロードに使える幅になった点が◎
ハブの回転力、G3スポークの空力の土佐からくる慣性力が素晴らしい。
「気になるポイント」
G3スポークの見た目がバイクのスタイリングとの好みがあるかも。
【カーボンホイール】
ヨーレオ / SAT C35&C50 SL2

「おすすめポイント」
中国の新興ブランドで性能はどうなんだろうと思うけど、乗ってみると15万なら最高と言えるレベル。
数ある中国ブランドの中でも珍しい日本のスポーツバイク専門店と提携して販売しているので、販売店の厳しい目利きもされている。
カーボンリムの成形が従来の手貼りではなく、機械で生産されるので品質の誤差、重量差が少ない。(中国ブランドは性能差、重量詐欺かなりあります)
「気になるポイント」
欧州メーカーのような走りのフィーリングに関するノウハウは少ないので、一切に試乗しないとスペックだけでは走ると限りません。当店では試乗テストして取り扱い開始しています。
中国の会社なので長くブランドとして続いていくとは考えにくいので、修理を考えると5年くらい使えたらと考えて頂く方が良いと思います。
マビック / オールロードSLカーボン

「おすすめポイント」
リム内幅25㎜が走りの安定感があり◎
リムハイト42㎜、1,550gで特別優れている点はないが、22万円という価格で考えると使いやすい点が○
「気になるポイント」
良く言うと乗りやすい分、ホイール剛性が高くないので脚力がある方、硬いフレームだと柔らかすぎる傾向が△
フックレスチューブレスなので緊急時を除きクリンチャー使用は出来ません。
RolfPRIMA / アレス4ES DISC

「おすすめポイント」
ロルフ独自のペアスポークと非常に頑丈なカーボンリムで推進力が素晴らしい。
ESは廉価版になりますがリムは上位モデルと共通で◎
とにかくリムが丈夫で壊れない
「気になるポイント」
ハブが台湾製の廉価版なので、上位モデルのような流れるような回転力はない。
リム内幅20㎜でいまの時代では少し細いのが△
RolfPRIMA / Ares4 AR DISC

「おすすめポイント」
リム内幅25㎜で最新のディスクロードとの相性、安定感が◎
ハブがホワイトインダストリー製ロルフ専用品で回転力の驚くほど良い。
リムハイト40㎜でもペアスポークとハブの性能で60mmハイトのホイールより空気抵抗が少なく速く、横風にもあおられない。
オプションでリムのラベルのカラーが選べます。
「気になるポイント」
2025年から価格がUSドル変動制になり為替レートによって細かく変わる。
場合によっては安く買えるタイミングもあるかもしれません。
受注生産で納期1か月ほどです。
カンパニョーロ / シャマル デュアル プロファイル

「おすすめポイント」
2025年1月発売の最新ホイールで、リム内幅23㎜、うねうねリムなど最新スペックを装備。
見た目のルックスも高級感が◎
「気になるポイント」
リム内幅をなぜ25㎜にしなかったのかなど、試乗していないのでまだ何も分かりません。
詳しくは購入を検討される際に、店頭で気になることをご相談頂ければと思います。