ピナレロのコンペティション フラッグシップモデル「DOGMA F」

レースモデルのFシリーズの最高峰に位置するモデルが「ドグマ」です。
フレーム単体での販売となり
レギュラーカラー ¥1,155,000
MYWAYオーダー(カラーオーダー)¥1,325,500
DOGMAしか乗らない、モデルチェンジごとに購入する方も多い、圧倒的なパフォーマンスを持つスーパーバイク。




フレームのカーボン素材は東レの新素材M40X。
硬さに加えて柔軟性としなやかさを高次元で実現しています。
フレーム単体重量 860g
完成車参考重量 サイズ53
6.63KG/SRAM RED Etap AXS Princeton Peak 4550 wheels.
6.77KG/Shimano Dura Ace Princeton Peak 4550 wheels.
6,88KG/Campagnolo SR Wireless, Bora WTO 45 wheels.


ピナレロが最も大切にしているルックス。
遠くに走っていても分かるスタイリング、ロゴを消してもひと目で分かる曲線美が特徴。

ノンドライブサイドにはDOGMAのロゴ。


特別なペイントと曲線美が合いまって非常に美しいラインが出ています。


ヘッドチューブが左右をシェイプし空力を高めた形状。

大きく湾曲したONDAフォークは衝撃吸収性と、シャープなコーナーリングを実現する、ピナレロ独自の形状。



専用ハンドルTALON ULTRA FAST。

軽さと非常に高い剛性がフレームの性能を引き上げます。

こちらのハンドル形状が本当に素晴らしく、特にハンドルの「肩」と呼ばれるブレーキレバーに向けて湾曲していく部分の湾曲具合が絶妙で、下ハンドルを握った際、手首に当たりにくく昔からあるシャローハンドルから伝統を受け継ぐ形状。

下ハンドルの深さ、曲げ角度の具合も手にすっとなじむ、人間工学に基づいたフィット感が素晴らしいです。
横から見ると分かりませんが、縦に扁平加工されていて力が入れやすくなっています。

DOGMA Fにはこの専用ハンドルしか付きませんが、他のブランドのバイクにもつけたい位、素晴らしいハンドルです。

使用されるカーボンは東レM40X。
硬さだけでなくしなやかさも持ち合わせていて、落車した際の強度も非常に高くなっています。




ダウンチューブ下部は船の底のようなエアロキールボトムブラケット。
大きく張り出した形状でペダリングする際に起きるクランク周辺の乱気流を整流します。
こまかなマージナルゲインを積み重ねて、高いパフォーマンスを発揮する工夫が緻密に行われているのがDOGMA Fです。

試乗した印象は、見た目に反してペダリングが軽く重いギアを踏まなくても軽いギアを回すだけで、スイスイ進みます。
それでも一瞬で速度が出て、さらに重いギア踏むとドーンと押されるように加速して、永遠に加速していく感じがあります。
Fシリーズの中でも別格で、一つ下のF9やF7の大げさに言うと半分くらいの力で同じ速度が出せるフィーリングです。
得意なシチュエーションは登りです。
平坦から登りに差し掛かっても一切の失速なく、登りに切り替えてくれる軽快感があり、とても気持ちがいいです。
フレームの硬さの中心がペダリングするBB周辺から後方にあり、後ろから押しだされるリムブレーキのバイクのフィーリングそのままにディスクブレーキに仕上げられていて、久しぶりに感動しました。
ディスクブレーキのバイクの最大の弱点は、ブレーキ力に負けない強靭なフロントフォークなのですが、硬くて疲れる、立ち漕ぎしにくいデメリットがあるのですが、このDOGMAにはありません。カーボンの素材、専用ハンドルを使い剛性感を同調させたことで、硬さを消していると思うのですが、伝統あるピナレロだからできるフィーリングをチューニングする技術は世界一だと感じたのがこのDOGMA Fです。
納期はレギュラカラーで6カ月~全て受注生産ですので気長にお待ち頂ける方、是非DOGMAを手に入れて欲しいです!

