キャノンデール スーパーシックスエボ インプレッション|長野県|飯田|スポーツバイク自転車店

キャノンデール 「スーパーシックスエボ ノーマルモッド」インプレッション


スーパーシックスエボはロードレースを走ることを目的に作られたモデルで「スピード」を追い求めるバイクです。

今作のテーマは世界最速の空力性能をまとったオールラウンドバイク

まずその作りから見ていきます!

「前作より大幅に向上した空力性能」


フレームの全ての部位で空気の乱気流が発生しない形状に風洞実験で徹底的に設計されています。
他社のオールラウンドモデルとの空力比較では、トレック エモンダを大幅に上回り、スペシャライズド S-WORKS SL8より僅かにスーパーシックスの方が上回るデータが出ています。

非常に細くセンターがくびれたヘッドチューブ。

ワイドスタンスのフロントフォーク。
ホイールが回転することで発生する乱気流を逃がす最新の形状。

フロントフォークの先端まで空力を煮詰めた妥協なき仕上げ。
スルーアクスルのネジ穴も隠されています。

ダウンチューブは前作より大幅に太く、上部はスパッと真っ平で角ばった形状

このモデルでひときわ目を引く薄いシートポスト。
レース規定の限界まで細く、電動変速モデルのバッテリーはこの中に入っていたものをフレーム下に移動。

フレーム下部も今まで見たことがない船底のような空気の乱気流をなくすデザイン

ハンドル周りもケーブル類がフレーム内装

こちらの105ワイヤー変速仕様はステム下にケーブルが入ります

では走りはどうなんでしょう!?

「インプレッション」

※完成車に付いてくるホイールだとフレームの性能が完全に出ないのでZIPP454NSWに替えて乗っています。
この状態で車重が7.4㎏、105ワイヤー変速を将来的にデュラース電動に替えると6.9㎏まで軽くなるバイクです。

「平坦」

走り初めてすぐに感じる押しだされるような加速感。
カーボンフレームのどのモデルにも言えることですが、踏んだ分以上に加速する感じが強く前作が「スッ」っという感じだとすると今作は「グッ!」っという感じでより力強く感じ、これが全く別のバイクに進化したなと分かります。
そのまま加速し速度が28~30キロ位になると、あれっ?減速感がない。この速度でもエアロって効果あるんだなと、、、分かります。
空気抵抗という壁がスッと取り除かれて、あっこれは速いなと。

「登り」

登りに入るとフロントフォークの剛性がしっかりあるので、ダンシングよりはシッティングのほうがグイグイ進む感じで、サドルの前方にお尻をスライドしていき、前乗りで漕いでいくと、このバイクの進むポイントがぐぅーと出て来ます。ダンシングはエアロの為に狭く絞ったブラケットの関係もあり多少慣れは必要です。

「下り」


次は下り、ディスクブレーキの特徴でもある剛性のあるフロントフォークはどうしてもスピードが出た際にカーブで外に膨らむ傾向があります。キャノンデールはその弱点をフォークを斜めにすることで安定感を増した設計にしていますので、外に膨らむ感じが少なくとてもスムーズです。

「どの位の脚力の方におすすめ!?」

最初にもお伝えした通りレースバイクですのである程度の脚力は必要です。
パワーメータ―の数値でいくと登りで体重の3倍のワット数が出るとスーパーシックスエボにマッチします。
そこまで踏めないなぁという方はキャノンデールだとシナプスのような踏み味の優しいエンデュランスバイクを選ばれると気持ちよく走れます。

スーパーシックスエボは世界中で人気がありトップモデルのLAB71は入手困難、ハイモッドも予約で完売、ノーマルモッドであればご用意が出来る状態が続いています。注文から納車までかなり時間がかかりますので、まずはお気軽にご相談下さい!