フェリーで行く伊勢志摩ライド|長野県|飯田|スポーツバイク自転車店

寒い時に暖かいところで走りたい!
ということで行ってきました伊勢志摩ライド。

そして以前からしてみたかった「フェリー×自転車」旅。

静岡県浜松市の渥美半島から三重県鳥羽市へフェリーで渡り、伊勢志摩を自転車で走るライド旅です。

移動方法は上の画像の通り。

「車」長野県飯田市→渥美半島へ
「フェリー」伊良湖港→鳥羽港へ
「自転車」伊勢志摩ライド

1泊2日の旅です。

始発のフェリーに乗るため、前泊したホテルを暗いうちに出発。

朝食開始の6:30から出発までの時間がないため、10分でごはんをかきこんで車に飛び乗ります。
地元の銘茶「西尾っ茶」もゲット。

左下の現在地、渥美半島の突端が伊良湖港のフェリー乗り場。

受付カウンターへ向かいます。
結構たくさんの方が並んでいます、予約しておいて良かった。

乗用車が片道¥7,400+大人1名¥1,800。
自転車だと¥1,300なのでかなり安いですが、真冬に走り終えて冷えた体で、帰りのフェリーに乗るのは寒すぎると思ったので車で渡ります、この判断は大正解でした。

受付を済ませ今から乗るフェリーを見ればテンションは爆上がり。
もうこの旅、8割くらいを達成した気分です。笑

時間になるまで車内で待機。
つぎつぎ車が増えてきます、三重県の鳥羽港に渡ると鳥羽水族館があり家族連れも多くみられます。

いよいよ乗船!

船の中に入っていく瞬間はドキドキ。

船内は思ったより広く、ぎちぎちに詰めて50台近く入ります。

そしてついに出港!

甲板に出ると風が冷たく、船のスピードが思ったより速くでビビります、、、

船内は椅子の席以外にも、カーペットで寝転がれるゾーンがあり、我々は足が伸ばせるカーペットで到着までの55分を過ごします。

できればストレッチや軽い筋トレをしたかったですが、周囲の視線もあり自重しました、、、

あっという間に鳥羽港に到着。

着岸する瞬間はテンション上がりますね。

下船して近くの公共駐車場へ移動、自転車を組立てます。

現地は思ったより寒く気温3度くらい、長野県の朝はマイナスなので、それに比べると暖かいはずですが暖かいイメージがかなり先行していました。笑

それよりも危惧していた「風速」

数日前から天気予報をみていたのですが、毎日7m~9mもあり、かなり警戒していました。

この日は風速3m位で、大当たり。

今回走るコース図。右回りで走る予定で、前半が海沿い→後半が内陸の山。
風は毎日予報で見ていると左から右に吹いていましたので、あまりに強いと進めないので逆回りも想定していましたが、この感じなら予定通り右回りで走れそうです。

https://www.windy.com/

このアプリを使うと時間の経過で風の変化が予測できます。

土地勘のない所を走る際の風の向きをリサーチすることは大切ですね。

さくさくと準備してスタート。

まずはパールラインという海が見えるアップダウンを走ります。
パールというだけあって真珠を販売しているお店もあります。
そしてどこからか、いい匂いが漂います、、、牡蠣小屋が何軒もあり朝10時なのに車で一杯。

途中の休憩所に自転車の空気入れ。

出来れば他に置いてある場所もマップで置いてあるといいですね。
パンクした時って、空気が抜けながら何度も補充することってよくあるんですよね。

展望台からの景色よりも綺麗な所が沢山、自転車って道路脇でぱっと止まれるのでいいですね。

そうこうしているうちにお昼。

伊勢は自転車で気軽に立ち寄れるところが意外と見当たりません。
観光客向けのしっかりしたお店が多い印象。

2件満席であきらめ3件目で何とか、うどん屋さんのカウンター席へ。

伊勢うどんと手こね寿司のセット。

伊勢うどんはこしがなくもちもちしたのが特徴、手こね寿司はまぐろの漬け丼。
みんな食べたかった海鮮も食べれたし、冷えた体に熱々のうどんが沁みました。


食事が出てくるまでに40分、店探しに30分。
ここでかなりのタイムロス。
観光地に行く際は事前のリサーチが大切かもしれません。
コンビニ、ファミレスだけは避けられたので良しとしましょう。

再スタートすると、ついに念願の海沿いの平坦。
そうそう普通海沿いのライドはこいう感じをイメージするはずです。
前半の2時間は激しいアップダウンでしたので、若干の安堵と心地よい感じのルートを行きます。

大きなエビが乗った伊勢市の看板。
私、恥ずかしながら志摩というのは大きな範囲での地名だと思っていました。

志摩市ってあるんですね。

とても勉強になりました。

海岸線に別れを告げ、内陸の峠へ向かっていきます。

民家の軒先には温暖な地域ならではの柑橘系の果物。

交通量もなく、つづら折れの険しく楽しい峠を登っていきます。

距離5キロほどで平均勾配も穏やかな峠。

頂上には石碑。

「剣峠」

海の海産物を伊勢神宮へ運んだ峠越えの旧道、昔は峠の茶屋もあったと書いてありました。

この峠の長いワインディングを一気に下ると、、、

ドンッ!

今まで薄暗い山道を下っていたのに、急に人が沢山いて、どこかと思ったら伊勢神宮です。

あまりに急に出てきて驚きました。

人生初の伊勢神宮です。

鳥居の近くに自転車を引いて歩いていくと「ゴッラァー!そこの自転車ー!」と係りの人に怒られます。

おごそかな場所なので自転車NGのようです。

取りあえず自転車立ち入り禁止みたいなので、離れてパチリ。

お店も見て回りたかったですけど、人が多すぎて素早く退散。

陽も傾きぐっと冷えてきたので、ここから爆走し出発地点の鳥羽港へ戻ります。

ちょうど日が沈むタイミングでゴール。

この時点で風も強くなって寒かったので、車でフェリーに乗ってきて正解でした。

今回はフェリーも乗れたし、自転車でいろんなとこを巡れし楽しい旅でした!