色んなパーツが値上がりしてく昨今ですが、いまだに値上げしていないというか、、性能に対して安すぎるホイールがあります!
GIANTがリリースしている【CADEX 50 Ultra】のカーボンホイール

リムもスポークもカーボンで1349gと超軽量です!
価格は税込¥407,000
発売してから一度2万円ほど値上がりしましたが、それでも性能に対して安いのです。
リム内幅22.4㎜のフックレス。
外幅30㎜、リムハイト50㎜とエアロ性能も最新。

【競合モデルとの比較】

ロードディスクブレーキホイールの決定版とも言われる、ライバルのZIPP454NSWと比較してみると
CADEX / 454NSW
【リム高】 50㎜ / 58㎜
【重量】 1,349g / 1,428g
【価格】 ¥407,000 / ¥785,000
リムの高さが8㎜違うものの、79g軽く、¥378,000も安いのです!
世界最大のスポーツバイクブランドだからできるバリュー価格。
発売された時も他社と比較して本来は50~60万円以上の価格の製品だと言われていました。

【日本での価格設定】
海外では現在1ドル145円換算で¥480,000程の価格で販売されています。
日本での価格¥407,000は1ドル125円の時の価格です。
このあたりのもジャイアントジャパンの頑張りというか強さを感じる勉強価格となっています。

【性能は?】
では実際に走らせた時の数値的な性能を見ていきます。
ZIPP454NSWとの比較

エアロ性能↓

454NSWに対して5.5W差!
【後輪の駆動力】
そしてディスクブレーキのホイールに必要な後輪の駆動力。
ディスクブレーキのロードバイクの欠点は、
①ブレーキの制動力を高めた結果
②路面からの突き上げが大きくなる
③太いタイヤを入れて緩和する
④フレームの後ろ(チェーンステー)を長くすると加速が鈍る
⑤結果、後輪の剛性が相当求められる

と言うのが、いまのディスクロードの弱点です。

このデータを見るとCADEXの駆動力より454NSWは-14%、スペシャライズドのCLXは-18%、エンヴィは-27%となっています。
【乗るとどう感じる?】
駆動力がないと乗った時に
「何かもっさり」
「スピードに乗ると走るけど、加速がだめなんだよね」
「登りはスイスイ登らない」
といったフィーリングになってしまい、持ったら軽いけど走ると重いホイールになってしまいます。
【BEST BUYはどのモデル?】
36㎜/42㎜/50㎜/65㎜ リムの高さが4モデル

36㎜ 1302g 登り用
42㎜ 1327g 登り~オールラウンド
50㎜ 1349 オールラウンド
65㎜ 1425g 平坦
我々の住んでいる南信州は山しかないので、平坦用の65は除外。
42は発売してから少し時間が経ちリム内幅19.4㎜とスペックが古いので除外。(現代のバイクとの乗り味が合わない)
そうなると36か50のどちらかがベストだと思います!

※価格は2023年12月8日現在のものです